医薬品医療機器法に基づく行政処分を受けた山本化学工業。
2017年6月に仰天したでニュースの1つに国内シェア8割を誇る
山本化学工業のずさんな製造。
私たちが日常的に使用する風邪薬に、安価だから中国製を混ぜた
というのはあまりにもひどい話でした。
山本化学工業株式会社
代表者 代表取締役 山本隆造
所在地 和歌山県和歌山市舟津町1丁目4番地
医薬品製造業
行政処分内容
- 平成29年6月29日から7月20日まで(22日間)の業務停止命令
- 医薬品製造業の業務改善命令
平成27年11月、平成29年5月の立ち入り検査にて虚偽の報告をしていましたが
情報が入り発覚したようです。
すでに、平成29年5月24日から違反にかかる製品の出荷停止を行っている
そうですが、その時店舗に並んでいる商品の回収はしていないということ
にもなります。
それは何故か?
健康被害は調査した結果、問題ない範囲とされているからです。
かぜ薬の不安は解消されたわけではない?
今回、かぜ薬に含まれているアセトアミノフェンを安価な中国製を
混ぜたことが問題とされているようなことととらえがちですが
よく考えるとそうとは誰も言ってません。
原料等登録原簿と異なる製造を行ったことが今回行政処分に至った
理由ですから。安全基準を満たしていれば、これからも安価なアセト
アミノフェンの混ざったかぜ薬を服用することになります。
かぜ薬のその後
中国製AAアセトアミノフェンが混ざったと噂される薬とは
- カロナール(あゆみ製薬)
- コカール
- PL
品質検査で問題ないとされれば、流通も継続されるし販売され
消費者はそれを購入します。
薬箱には製薬会社は書かれていても、原料を製造している会社は明記され
ておらず、消費者は確認することが困難なことが問題です。
少なくとも信用を失った山本化学工業の原料を使った薬を製造しないで
もらいたいと思うのが心情です。